豊英ダムはヘラブナ聖地
2016年から亀山ダムのお隣にある豊英ダムでバスアングラー向けにレンタルボートが解禁されました。ずっとヘラブナ釣り専用レイクでしたが、収益増加を目的に集客が見込めるバサーへ解禁したとの事。冬の間に亀山ダムの桟橋トークでも話題でしたが、ついにBasser誌の田辺道場で情報解禁されました。
すでにたくさんの人が押し寄せてると聞きます。Basserの記事内でもヘラブナファンとの共存とルール・マナーの徹底の注意喚起がされてます。同じ料金を払ってるとはいえ、ヘラブナ聖地の1つ、ヘラブナファンから「No!」と言われたらまた元にもどっちゃいますよ。
ここをご覧の皆様も、バス釣り雑誌へ情報解禁・未開の地のデカバスを求めて多くの方が訪れるかと思います。私も行ってきました。そこで感じた私なりの見解と注意喚起を紹介したいと思います。
MAP
ボートハウスで受付を済ませるとMAPをもらえます。本湖と2本の川筋からなる小規模リザーバーです。ボートハウスは営業時間ギリギリに開くので、早くから準備したい方は入り口に書いてある方法で申し込みと支払いを済ませましょう。
亀山ダムの1/3ほどの大きさで、1日で1周できます。
切り立った岩盤が多く、沈み立木が多いのでボートポジションと走行には注意が必要です。川筋は狭いのでヘラブナ釣りをしてる場合は注意しましょう。限界まで迂回・減速をしましょう。
雑誌で読む豊英ダムマップ。
[itemlink post_id=”6728″]絶対守るレギュレーション
Basser誌でも書いてありましたが、バサーの「モラル」が重要です。同じ料金払ってんだからいーじゃんとか的な考えの人は来ないで欲しいです。どんどん釣り場がなくなってきてる昨今で、「新しいフィールドが誕生することの意味」をしっかり考えられる大人の人に来てほしいですね。
- ヘラブナ釣りの近くを通る時は、ウキまで約20m以上離れる。またその際はエレキを最徐行。
- 上流にヘラブナ釣りがいた場合は優先する。止む得ない場合は声をかける。
- エレキ2機がけおよびエンジン禁止。
- マイボート禁止。(今年度から禁止となったようです)
とここまでが、公式にある情報です。やはりヘラブナファンを優先しつつバサーは「お邪魔します」の意識ですね。他にも注意したいのがあり、これは行かないと分からないので注意しましょう。
- 周辺道路へ違法駐車の禁止。
- 12fボートしかないので、エレキを使用する場合は船舶免許が必要。
- 駐車場から桟橋へのゴンドラは1台しかないので譲り合い・シェアする。
- 使用後はゴンドラのドアを閉める。閉めないと作動しないので、待ってる人が困ります。
- 毎週木曜日が定休日。
- 出船時間は6:30〜(4月〜10月)、帰着時間は確認して下さい。
あと、危険という看板が目立ちました。看板は岩盤エリアに多く、慣れてるヘラブナファンは行かないでしょうが、バサーはついつい近づきたくなるシチュエーションなので、落石や崩落に気をつけましょう!亀山ならブイで立ち入り禁止になってそうな場所も看板のみです。
見上げるとこんな景色。
このような看板が至る所に設置してますので注意しましょう。自己防衛の意識を持つことが大事です。
豊英ダムの感想
私の感想です。
釣りやすさ・釣果
入れ食いなんてことはなく、釣果は渋め。楽園ではないような気がします。しかし、さすがにバスのコンディションは良い。ぶりぶりでした。メインベイトはなんなんだろうか?ヘラ?亀山と違ってシャローフラットも規模が小さく、オーバーハングも少ない。どっちかといえば片倉に近い感じですね。
ヘラ師との関係性
ヘラブナアングラーがとてもフレンドリー!もっと閉鎖的と思いきや、ウェルカムな雰囲気でびっくりしました。仮にバス専用レイクがあったとしてヘラブナ解禁となった場合に、はたしてバサーは同じ対応ができるのか…。
このままの関係性を引き続き守ってゆきたいですね。
設備
まだまだ設備は粗く、お世辞にも安全とは言いがたい。桟橋も安全ではなく、ボート係留も船首止めなので、落水しないように注意しましょう。また危なそうな人がいたら声がけしましょう。何かあってからでは遅いです。
いかに亀山ダムが釣りレジャー施設として完成系に近いがあらためて分かります。豊英ダムはまだまだこれからですね。自己防衛の意識を持つことが大事です。
最後に
なぜこの時期にBasser誌や田辺プロが情報解禁したのか、それはやはり今週から始まると思われるスポーニングだからでしょう。バスは守りたい!でもデカバスも釣りたい!というジレンマ。この論争に正解はないかと。1つ言えるのはとりあえず釣ったバスを大切に扱って欲しいと思います。
亀山ダムも来週からおよそ1ヶ月にわたりライブウェル禁止期間に入ります。ブラックバスの放流が違法なので今いる個体を減らさない方法しかありませんしね。
1年で潰れてしまうような使い方ではなく、永く楽しめるフィールドに育ててゆき、亀山ダムに集中してる状況を何とか改善し、うまく分散すれば良いかと思いますね。
ヘラ師との共存は訪れるバサーの行動にかかってます。行かれる方はそのことも頭に入れといて欲しいです。
以上、豊英ダムへバス釣り行く時に覚えておいて欲しい心得について、まとめました。我々バサーのために開放してくれた組合、ルール作りに奔走してくださった関係者に感謝と尊敬の気持ちをいつまでも忘れずにいたいと思います。
他にも記事を見つけたのでシェアします。
川島さんの記事。チ~プ きゃすてぃんぐ
田辺イズム!魁!!田辺塾: 2016年03月 アーカイブ
写真が多くて分かりやすい記事です。お馬鹿の休日倶楽部 今年からバス解禁!豊英ダムのシステムとか!